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小説
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『光の帝国・常野物語』
恩田陸著・集英社文庫
不思議な能力を持つ一族の物語です。10の短編からなります。
はじめてこの小説を読んだときの衝撃は忘れません。この作家は何者なんだ?なぜこんな小説が書けるんだ?きっと実際に何かの能力を持っている人に違いない、とまで思いました。そう思わずにはいられない描写力です。今では恩田さんも有名になり、嬉しくもあり、寂しくもありです。
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『いま、会いに行きます』
市川拓司著・小学館
やさしさと温かさに満ち溢れた小説です。トツトツとした言葉使いが、また素晴らしい読後感をもたらしてくれます。後半部からは涙なしでは読めません。2回読んで2回とも泣いてしまいました。市川さんの小説は、ほぼすべて読んでいますが、やはりこの小説が一番好きです。
★★★★★